脱臼の処置ができるのは………

 

試合中に選手が肩を脱臼し、監督が治す?、という動画です。

 

ちなみに、整体師といわれて激怒していた私ですが(根に持ってる?)、整体師は脱臼の処置をしてはいけません。

 

 

そんなわけで、柔道整復師の私は処置できます。

応急処置としてですが。

そのあとは必ず病院の受診の指導はしないといけません。

神経症状や骨折などがある可能性もありますので。

(これは処置するときに本人に説明する必要があります。)

 

この監督は柔道整復師の免許は持っていないようですので脱臼の処置をしてはいけません。

いい整復の仕方でもなく、むしろ何かが起きてしまいそうなやり方にみえました。

 

動画をみてもらえるとわかってもらえると思いますが、おそらく、腕が下がっている状態が自動的に牽引がかかっていて少しさわるとうまくはまった、というようにもみえます。

これを曲解すると、たまたまさわったら整復できてしまったのであり、わざわざ整復したわけではない、ということでおとがめなし、となったようにも思います。

事故も起きてないので見てみないふりをしたのでしょうね。

整復しようとして整復したのならなにかしらの罰則はあるはずです。

 

あと、いえるのは、くり返し脱臼していたので靭帯などがゆるくなってしまっていたのでしょうね。

だから簡単に元に戻せたのでしょう。

 

脱臼は整復できると痛みはなくなりますが、痛みはなくても病院での処置は必要です。

たいてい、固定と安静は必要ですね。

まちがっても、すぐに動かしてはいけません。

 

学齢前の肘内障も脱臼の分類になりますが、これも処置の方法は同じです。