下痢に有効なツボ

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下痢に有効なツボ

2022/06/06

住吉ゆき整体院(Yuki Judo Therapist Space)です。
 
本日6/6は、二十四節気でいえば「芒種」です。期間でいえば 6/5~6/20 です。
梅雨をあらわす言葉に「五月雨」がありますが、この「さみだれ」の「さ」は五月の別称、皐月のさ、「みだれは」水垂れからという説があります。 梅雨というと通常6月にあたりますが、旧暦ではちょうど5月なので「五月雨」と記されてきたのですが、耳できくと梅雨にくらべて「さみだれ」はどことなく優美な気がします。 芭蕉が奥の細道の旅へと江戸深川を立ったのは旧暦元禄2年3月27日。今の暦では5月の半ばのことです。 日光を経て、山形の大石田に入った頃はちょうど梅雨のまっただなか、梅雨の雨で水量が増え、急流となった最上川の雄大な光景に芭蕉の心が動き生まれたのが、   
  
 五月雨を集めて早し最上川 
 
奥の細道を代表する名句を生んだのも梅雨の雨だったのです。
梅雨の季節となりムシ暑い日がつづくとどうしても消化不良や下痢など胃腸のトラブルが多くなります。暑さに負けて胃腸が弱っているケースもありますが、今ではクーラーや冷たい飲みもの食べもののとりすぎが原因ということが多いです。
クーラーは体の外側を冷やし、冷たい飲みものなどは体の内側から冷やすため、臓器の中でも冷えに最もダメージをうけやすい上に消化吸収をうけもち、体のエネルギーを生み出す胃の機能が低下し、下痢を訴える人が増えてきます。
 
湿度が高い梅雨の季節を迎えると、私たちの体もこの自然界の影響をうけて、体の中に湿気がたまりやすくなります。
最近こうした気候が体に与えるさまざまな影響を「気象病」と呼んでいますが、東洋医学では1000年以上も前から、この季節のこうしたトラブルを「湿邪(しつじゃ)」によるとしています。湿邪とは体の中にたまった余分な水分が引きおこすトラブルのこと。この時期、おこりやすい湿邪による症状は「体が重だるい」「疲れやすい」「眠くなりやすい」「関節や筋肉の痛みが出やすい」「頭が重くなる」などがあります。梅雨の頃の下痢も、この湿邪によって胃腸の働きが低下し、食べものがうまく消化吸収できなくなった結果です。
 
下痢は体力を消耗し、胃腸機能低下による消化不良によって十分な栄養吸収ができなくなり、さらに体力低下を引きおこします。夏へ向かうこれからの季節、気温と湿度上昇による熱中症予防のためにも、胃腸機能の回復は欠かせません。
 
下痢、および湿邪による諸症状と胃腸機能回復には、「足三里」のツボにお灸がおすすめです。
 
[ 芒種のツボ ] 下痢に
足三里(あしさんり)
 
 
 
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