股関節を曲げる筋肉は膝の痛みにも関係する

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股関節を曲げる筋肉は膝の痛みにも関係する

2022/05/29

住吉ゆき整体院(Yuki Judo Therapist Space)です。
 
日曜解剖学講座です。
 
股関節は重要です。
 
今回は、股関節を屈曲する(曲げる)筋肉についてお話します。
大腿四頭筋と縫工筋です。
特に大事な筋肉は、二関節筋でもある
・縫工筋
・大腿直筋
です。膝の痛みに関与します。
 
縫工筋は人体で一番長い筋肉で、強くは動きませんが色々な方向に動く筋肉で鵞足炎を引き起こす筋肉です。
 
大腿四頭筋は見た目ほど強い筋肉ではありませんが(他に3本筋肉あるので強そうには見えます)、変形性膝関節症に対して重要な筋肉であり、この筋肉が弱いとしっかり踏ん張れません。
 
そして、このふたつの筋肉は起始がほぼ同じです。
縫工筋ー上前腸骨棘
大腿直筋ー下前腸骨棘
上前腸骨棘が骨盤の表面、その奥が下前腸骨棘と思ってもらえるとだいたい当たりです。
大腿四頭筋縫工筋か、場所がほぼ同じなので判断が難しいこともあります。
後程、お話しますが、大腿四頭筋の損傷か縫工筋の損傷か、つまり、鵞足炎かどうか?がわかりにくいことがあります。
 
ちなみに、あまり知らなくても差し支えありませんが、筋肉のついているところを起始停止といい、体幹側の動かない方が起始末梢側が停止です。
   筋肉が働く(筋トレをする)=停止を起始に近づける
   ストレッチをする=停止を起始から離す
 
 
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