食あたりに有効なツボ
2022/01/05
住吉ゆき整体院(Yuki Judo Therapist Space)です。
本日1/5は二十四節気でいえば「小寒」です。期間でいえば 1/5~1/19です。
2021年は数年に一度といわれる寒波に見舞われました。 日本列島はコロナ禍で外出自粛に加え冬将軍の撃来でスティホームをやむなくされました。
食あたりが一番多いのは、夏ではなくて実は冬です。
一般的に食あたりは梅雨とか夏という印象が強いのですが、夏場の食あたりは細菌性なのに対し、冬はノロウイルスに代表される感染性の高いウイルス性が主役だからです。ノロウイルスは空気が乾燥してくる冬場、空中にひろがりやすいためにこれからの季節がシーズン。
手指のアルコール消毒は徹底されてきていますが 、ノロウイルスにはこのアルコール消毒が効きません。
予防の基本は手洗いの励行です。外から帰ったら特にていねいにしましょう。
ノロウイルスを死滅させる薬はまだ発見されていません。
アメリカで、ノロウイルスに感染しても32%の人は発症しないという研究発表が話題になりましたが、日本でも集団感染してもノロウイルスによる感染性胃腸炎にならない人もいることがわかっています。
病気の原因を追求して細菌やウイルスを殺すことで病気を治してきた西洋医学に対し、東洋医学は病気のおこる原因は体の抵抗力低下や体質的弱点など、体に問題があるとしてきました。
そのために細菌やウイルスが体内に入ってきても、自然治癒力を高め負けない体に常にしておくことをめざしてきました。
まだ効果的な薬の発見されていないノロウイルス対策には、血行をよくし自然治癒力を高めるお灸、東洋医学こそまさにうってつけです。
何かにつけ、食べ過ぎになりやすいこの季節。胃腸への負担が続くと消化器の機能が低下し、細菌やウイルスへの抵抗力が弱くなります。日頃から、「手三里」や「足三里」、「大都・太白」など胃腸の働きを高めるツボへお灸をするのも、食あたりを予防するのに効果的です。
万が一、食あたりになったときは、足の裏にあるとっておきのツボ「裏内庭」へお灸を。はじめは温かさも感じないほど感覚が鈍くなっています。熱さを感じるまでお灸を続けるのも効果的です。
[ 小寒のツボ ] 食あたりに
裏内庭(うらないてい)
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