体に合ったものを使わないと上達を妨げる
2021/12/13
住吉ゆき整体院(Yuki Judo Therapist Space)です。
体の大きさや筋力、技量によって使う部品はかわります。
そのなかで高校野球で使う金属バットだけは体格や筋力によって大きくかわりません。
そもそも、金属バットが採用されたのは経済的な理由です。
木製バットはうまく打たないとすぐに折れてしまいます。
(折れにくい木のようなバットはあるのですが今回はここでは触れません。)
金属バットになってからもルール改正が何度かありましたが、現在は900g以上というルールになっています。
この900gは高校生には重いバットです。
プロ選手でもこれより軽いバットを使っている選手はわりと多いですから。
900gという重さにしたのはしっかり振れないから打球は飛ばない、速い打球がいかないだろう、という見込みでしたが、筋力トレーニングでしっかり振れるようにして表面上、克服しました。
皮肉っぽく書きましたが、金属バットになってバッティングが下手になったのは確かです。
見ていると、高校生の場合スイングしても大半の選手はヘッドが走らないので手元まで引きつけて打てないため前でボールを打っています。
今年の明治神宮大会に出場していたすごいといわれた選手の打ち方にしてもポイントは前です。
金属バットならポイントが前でも筋力で打てますが、木のバットならバットが折れる確率が高いです。
金属バットで力で打つことが多いためバッティングそのものが雑にしかみえません。
体の軸回転を使わないとヘッドは走りません。
高卒ですぐにプロ入りして早い段階で活躍できる選手はプロ入りの時点ですでにできていたのだろうと思います。
高校時代の大谷翔平選手なんかは映像で見ても完璧でしたね。
案の定、あの活躍です。
高校野球の金属バットは近々ルール改正があるようですね。
できれば飛ばない、折れないバットでなおかつ体に合った軽いバットで打たせてあげたいと思います。
その方が、きっと力任せでない体を上手く使った野球が見れるのではないかと思います。
トレーニングのやり方ももっとよくなるはずです。
以前、来院してくれた野球少年も、上手だけどバットが重すぎて力任せだったのが気になってたんですよね。
こどもの場合はすぐに大きくなるので長く道具が使えないのが悩ましいところですね。
大きくなっても使えるものを与える、これは考え物です。
大は小を兼ねないんですよね。
当院では、いい体の使い方、お伝えできますよ。
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