テニス肘について
2021/07/01
住吉ゆき整体院(Yuki Judo Therapist Space)です。
今回はテニス肘についてお話しましょう。
テニス愛好家に多い症状であることから、通称「テニス肘(テニスエルボー)」と呼ばれてますが、正式には「上腕骨外側上顆炎」という肘のケガです。
手首に負担がかかる動作を行った際、肘の外側(手のひらが上に向いた状態で外側)から伸筋腱に沿って(肘から手首の背側部分)痛みが起こる症状のことをいいます。
テニス肘は「テニス」という言葉ではありますが、テニスをしている人だけのケガではありません。
こんな人に多いです。
・ゴルフをしている人
・重いものを運ぶ仕事をしている人
・主婦など家事をされてる方
実際には、スポーツ以外の仕事や日常の動作が原因で発症する場合も、少なくありません。
症状が進行すると、コップを持つことですら強い痛みを伴うことがあり、日常生活にも大きな支障が出ます。
テニス肘の原因としては、繰り返しの手関節伸筋群のオーバーユースです。
テニスプレーヤーに多いのは打球する時に、ラケットでボールを打つ時の衝撃が手首から手関節伸筋群に強い収縮力が起きます。手関節伸筋群の付着部である肘の外側に繰り返し加わり続ける事で、付着部に炎症が起き肘の外側に痛みが出ます。
何度も「ラケットを振る」という動作を繰り返し行うことで、付着部に炎症を起こします。特にバックハンドストロークの方が使うので、強い痛みを感じます。
テニスを行う頻度が上がる事で、テニス肘の発症頻度も上がります。発症の多くは「腕の使い過ぎ(オーバーユース)」がほとんどです。特に経験の浅い初・中級者の場合は、ラケットの正しい面にボールを当てることができないために発症するケースや、ラケットの材質やガットの硬さ、衝撃の吸収性などが関係してるケースも考えられます。
似たような競技ではテニス以外にも、バドミントン、ゴルフ、卓球などの手を酷使するスポーツを行う方人にも多く見られます。
テニス肘は「スポーツ障害(同じスポーツを繰り返し行い、骨や筋肉を使いすぎが原因で起こるケガ)」の一つと考えられています。
また、年齢などによる、組織変性などもあり、40代以降で発症する人が増える傾向があります。
一般的に、人間の身体は、年齢を重ねるにつれて、しなやかさが失われてきます。腕の筋肉も例外ではありません。
筋肉が硬くなると、同じ負担がかかっていても、損傷が起きやすくなります。手首を使う頻度や、強さは変わっていないのに、年齢が高くなるほど痛みが起きやすいのは、これらも原因の一つです。
またテニス肘は性別に関係なく発症しますが、女性は筋力が弱いことや、家事など普段から腕を使う動作が多いため、特に40~60代の主婦の方に発症が多く見られます。
テニス肘の症状として、一般的には、手首を反らす動作など手首に負担がかかる動作を行うと、痛みが出やすいです。
ex)
・ドアノブを捻る,開く動作で痛い
・スーパーの荷物など物を持ち上げる動作で痛い
・フライパンを使うなど、家事動作が痛い
・雑巾を絞る動作が痛い
・テニスをしていて痛い
・コップを持つ動作が痛い
・マウス操作やタイピング動作が痛い
・ゴルフをしていて痛い
・ペットボトルの蓋を開ける動作が痛い
症状は個人差があり、急に強い痛みが出たり、だんだんと痛みが強くなることもあります。
上記は日頃から良く使う動作で、一度発症すると負担軽減させることが難しくなかなか治りにくいです。
症状が進行してしまうと安静にしていても肘にジンジンとした痛みが続く事もあります。
そして、肘の痛みだからといっても肘の施術だけではなく、肩の動きも関係があります。
肩が内に入ってしまうと(巻き肩のことです)、前腕が回内位(手の甲が上になった状態)になり肘の外側(手のひらが上に向いた状態で外側)が常に伸ばされた状態になり負担がかかります。
私も以前に痛めてましたが、よくなるのにかなり時間がかかってしまいました。
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