肩と肘の痛み どちらがつらいのだろう
2021/06/30
住吉ゆき整体院(Yuki Judo Therapist Space)です。
肩の痛みや肘の痛みでお困りの人は多いと思います。
私も野球あがりということもあり、肩を痛めたり、肘を痛めたりもしましたし、最近では、肘を痛めてました。
で、肩を痛めるのと、肘を痛めるのと、どちらがつらいのか、といえば症状によりますが、相対的には肘を痛めた方がきつい、という意見の方が多いです。
肩は「鈍痛」、肘は「激痛」という印象です。
おそらく、肩はたくさんの筋肉で守られているので強い痛みを感じにくく、肘はそれほどたくさんの筋肉で守られていないので安定性に欠けるのと、前腕を回内・回外の動きをするため動きが複雑になるため痛めやすいからでしょう。
前腕の回内・回外の動きですが、これを可能にするのは前腕の2本の骨のひとつの橈骨(赤いやじるしの骨です)という骨の性質によるものです。
前腕回内ー手のひらが背面(肘が伸びている状態)や下・相手側(肘が曲がっている状態)に向いている状態
前腕回外ー手のひらが正面(肘が伸びている状態)や上・自分側(肘が曲がっている状態)に向いている状態
この図の通り、回内だと肘がねじれている状態です。
日常生活では前腕回内の常に肘がねじれているために負担がかかっています。
ついでに、肩も巻き肩になっています。
肩が巻き肩になっても激痛になるほど痛みませんが、肘は回内で固定した状態になると激痛になりやすいです。
筋肉が伸びている状態で、なおかつ強い力でひっぱれば痛めるのが当たり前です。
この状態で使いすぎて肘を痛めることを「テニス肘」といい、テニスをしない人の方が訴えることが多いケガです。
ちなみに、このテニス肘は肩も痛めていることもあります。
肘の痛みがきつくて肩の痛みに気がつかないこともあります。
次回は、このテニス肘についてお話します。
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