膝の痛いランナーの方へ
2020/12/12
神戸市東灘区住吉駅前の住吉ゆき整体院です。
寒くなってきてランナーにとっては走りやすくなったのではないでしょうか？
この表題「ランナー膝」は膝の外側に痛みが出るものです。
太ももの外側、おしりの外側から膝をまたいだところにある大腿筋膜張筋から腸脛靭帯が膝の外側に擦れて炎症をおこすもので、繰返しの動作でおこります。
腸脛靭帯炎のことです。
膝の内側に出るものは鵞足炎です。
膝の内側の関節面より下(ここが鵞足です)に痛みが出ます。
鵞足に関わる筋肉、内側のハムストリングや縫工筋、薄筋が影響しています。膝が内に入る動きが繰り返されるとおこりやすくなります。
これらのふたつはきちんとした施術が必要ですし、施術自体もかなり手間がかかります。
ただ、こんな膝の痛みを訴える人もいます。
そして、いちばん多いのはこれでしょう。
「膝の内側が痛い」
といっても、鵞足ではなく関節の境目です。
これに関しては処置の必要はありません。
普段走ってない、いつもより長い距離を走った、いつもより速いスピードで走った、というのが原因です。
整骨院の健康保険的にいえば、保険診療はできないパターンです。筋肉痛と同じくくりです。
安静で十分です。少しずつ強度を上げてならしていけばいいでしょう。
かばって他のところを使って違うところを痛める方がよくありません。
それこそ、腸脛靭帯炎や鵞足炎をおこす可能性があります。
気をつけましょう。