物がつかみにくい方へ
2020/12/06
神戸市東灘区住吉駅前の住吉ゆき整体院です。
以前、腱鞘炎についてお話しました。
今回は、その腱鞘炎にも関係があるお話です。
歳をとると、物をうまくつかめない、物がつかめても落としてしまう、といったことが多くなるようです。
これは指の内在筋の衰えであるともいわれています。
内在筋とは………手のひらから指についている筋肉です。
それに対して、肘の近辺や前腕から指につく外在筋があります。
内在筋は、主にMP関節を屈曲させる働きがあります。
これができないと物はしっかりつかめません。
実際にやってもらえればわかってもらえると思いますが、MP関節だけを屈曲させるのは難しいです。
外在筋の働きでIP関節を屈曲させながらMPを屈曲させるわけです。
MP関節ー手のひらと指の境目の関節
IP関節ー指と指の境目の関節
そんなわけで外在筋が弱ってくると内在筋が動かなくなります。
その結果、物がつかめなくなってしまいます。
通常は物をつかむのに、外在筋と内在筋がバランスよく動くために、やれ内在筋だの外在筋だの考える必要はありませんが、少しでも気になりだしたら意識して使う訓練もした方がいいのは確かです。
介護施設などではこういった方も多いのでリハビリは常時おこなわれていますので相談されるといいでしょう。
ちなみに、住吉ゆき整体院でもこういったリハビリもやっておりますのでご相談ください。
手のひらの筋肉はリハビリの難しい筋肉でもあります。
少しでも気になるようでしたら早めに処置することをおすすめします。