反り腰大丈夫ですか?
2020/07/15
反り腰と腸腰筋の関係についてお話します。
腰のアーチがないよりいいのではないか、というようにも思えますが、そんなことはありません。
腸腰筋が弱いと反り腰になってしまいます。腸腰筋は腹筋の奥にある腰と股関節を支えている筋肉です。
腸腰筋が弱いと体が前に倒れます。
そして視覚で姿勢を調整するために、肩や背筋を使って上体をまっすぐにします。そのために、腰が反ってしまいます。
肩や背筋が弱いと膝を曲げて上体をまっすぐにします。これも腰が反ってしまいます。
こうやって姿勢を調整するとぽっこりお腹にもなってしまいます。
どちらの調整もできないと、腰猫背です。
この場合は、骨盤が開いていることも多く、将来的には、股関節や膝も痛めるでしょう。
腸腰筋が弱いと足をまっすぐに伸ばして骨盤をたてる「長座」もできません。
太ももの裏のハムストリングスがかたいからと思われがちですが、それだけではありません。
腸腰筋がしっかりと使えるとお腹を鼠径部に近づけることができるので骨盤をたてることができます。
腸腰筋がかたい人は多いですが、ストレッチも大事ですがしっかり鍛えることをおすすめします。
トレーニングは「レッグレイズ」がいいですが見た目よりむずかしい(腰を痛めやすい)ので来院された方にはしっかりご指導させていただきます。
ちなみに腸腰筋が強すぎると骨盤は後傾します。