東灘区の住吉ゆき整体院は筋肉の性質を考えて施術します
2020/07/04
筋肉の性質についてお話しましょう。
私は常日頃、
「筋肉はゴムみたいなもの」
「筋肉はネジみたいなもの」
といった表現をしています。
「筋肉はゴム………」
これは、ゴムは伸ばせば戻ろうとする、伸ばしたゴムをいきなり離せば跳ね返る、自分の顔から伸ばして伸ばした方の手を離せば自分の顔に当たります。強ければ強いほど強い力で跳ね返ります。
筋肉の性質として、強い力で伸ばすと戻そうとします。筋肉の防御反応です。そして、伸ばして戻そうとしないようにするには最低20秒必要です。つまり、ストレッチをするのなら最低30秒は伸ばして欲しいところです。できれば60秒です。1回2回伸ばすのなら30秒も60秒もたいした差はありませんが繰り返すと差は歴然です。
短い時間で何回も伸ばすと筋肉はかたくなってしまいます。ゆっくり時間をかけて呼吸を入れながらやるといいでしょう。
ここまでは静的ストレッチの話です。同じ姿勢で長時間過ごしたり、スポーツの後や寝る前にするといいでしょう。
違うパターンのストレッチで動的ストレッチもあります。
短い時間で何回も伸ばしますが、これは、スポーツの前やこれから動こうとする時にするストレッチです。動きやすくなります。
そのまま放置するとかたくなってしまうので終了後は静的ストレッチを入れましょう。
「筋肉はネジ………」
かたくしまったネジはゆるめようとしてもゆるまずネジ穴をなめてしまうことがあります。この時は、一度締めてからだとゆるめやすくなります。
筋肉も同じことが言えます。かたくなりすぎた筋肉はなかなか伸びませんが、一度縮めるとゆるみやすくなります。
具体的には筋トレをしてからストレッチをするとゆるみやすくなります。
施術でもそうですが、固まった筋肉をほぐすにはある程度の力が必要ですが、痛い状態になるまでやってはいけません。
筋肉の防御反応が出てかえってかたくなってしまいます。
というわけで、極力強い力では施術しません。
筋肉の防御反応がでないまでの力で施術するようにしています。