東灘区の住吉ゆき整体院ではインナーマッスルにもアプローチします

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東灘区の住吉ゆき整体院ではインナーマッスルにもアプローチします

2020/03/14

腹筋のお話をしてきましたが、少し違う方面からお話してみます。

 

ぽっこりしたおなかをなんとかしたい、そう思った時に、「体重を減らせばいい」と思っている人は多いでしょう。しかし、ダイエットでは下腹のたるみは解消しません。その原因は、内臓まわりの筋肉の衰えにあるからです。

 

〝ぽっこり〟おなかは、美容的な悩みとして捉えられがちですが、じつは健康長寿を左右する、いのちを支える筋肉が深く関わっているのです。〝ぽっこり〟おなかに深く関わるのは、筋肉のなかでも重要な、体の深部にあるインナーマッスルといわれる体幹筋です。

 

インナーマッスルとは、

頭を含む上半身と骨盤をつないでいる骨は、背骨だけ。骨が存在せず不安定な胸郭と骨盤の間を支えているのが、インナーマッスルです。おなかまわりをぐるりとコルセットのように包む腹横筋。下から内臓を支える骨盤底筋群が特に重要な2つです。インナーマッスルは骨に直接付着し、関節の動きをコントロールする、日常生活のあらゆる動作をする際に最初に働く筋肉です。そのため、インナーマッスルが衰えると体勢が不安定になり、転倒やつまずきの原因になります。高齢者の歩幅が狭くなり、足が上がりにくくなるのも、インナーマッスルが弱くなり体勢が崩れやすくなるからです。

 

年を取るから衰える、というわけでもありません。

たとえ80代でも、漁師やとび職のような、体勢を安定させるために常に体幹を使う職業の人は、座り仕事の40代よりもインナーマッスルが発達しています。特別なことをしなくても、正しい姿勢で立ったり歩いたりしているだけで鍛えられるのがインナーマッスルです。まずは、使われず、半分眠っている筋肉のスイッチを入れることです。始めれば、何歳からでも鍛えられます。

 

指でつまんだ〝ぽっこり〟の中身は贅肉だけではありません。皮下脂肪もありますが、その中身は主に内臓です。内臓を包む袋(=筋肉)が緩んで伸びて、重力に引っ張られて垂れ下がっているイメージです。

 

“ぽっこり”おなか解消法として思い浮かぶのが、腹筋運動ですが、腹筋運動で鍛えられるのは腹筋のなかでも最も外側にある腹直筋で、ぽっこりに効果的なインナーマッスルは鍛えられません。筋トレで鍛えられるのはいわゆるアウターマッスルと呼ばれる表面の筋肉が中心なのです。

〝ぽっこり〟の先に待ち受けるのは、尿周りのトラブルです。骨盤底筋群には尿道、膣、肛門の3つの穴があり、出産経験がある場合は、骨盤底筋群はかなりのダメージを受け、尿もれや尿失禁のリスクがさらに高まります。骨盤底筋群は内臓や脂肪の重みを下から支えています。横から支える腹横筋が衰えてさらに負担が増すと骨盤底筋群がさらに緩み、膣や肛門から子宮や膀胱などの臓器が脱出する、骨盤臓器脱を引き起こすこともあります。

 

若い頃は、私も含めて、アウターマッスルを鍛えてそれに頼り、アウターマッスルが衰えて色々とボロが出る人も多いように思います。

今からでも遅くありません。インナーマッスルを鍛えていきましょう。