腰痛について
2020/03/10
久々に腰痛について書いてみます。
腰痛の施術はそれほど難しくありませんが、腰痛を訴える方は多いです。
大半は腸腰筋とハムストリングのアプローチと日頃のストレッチで良くなっていきます。
ところがこれに該当しない人もいます。
例えば自転車競技の選手。
前傾姿勢で乗るために腹筋に比べて背筋が強い傾向があります。
ペダリングの関係上、腸腰筋、特に大腰筋が強くよく動く人が多いです。腸腰筋がかたく動かない、ということは考えにくいです。
腹筋が弱くて腰を痛めるパターンもわりとあります。
自転車競技のライディングフォームの場合、前傾姿勢でバイクに乗る時に、腹筋に力が入っていない状態だと腰を痛めます。
逆に言えば、腹筋に力が入った状態で乗れれば、腰も痛めませんし、パフォーマンスも上がります。
前屈は腹筋が使えるとよりよくなります。
なかなか良くならない要因としては、体のクセや歪みがメインだと思います。
施術で整えても、クセのついた動かし方を直さないと結果は出ません。
意識的に動かして、そして、それが無意識でできるようになれば結果は伴います。
うまくいけば、もっとよくないところも出てきます。
そうなればしめたものです。
時間はかかりますが、かかって当然です。一発で変化は出ても、完全によくなることはありません。
体は急に変わりません。
次回は腹筋のトレーニングについてお話します。