寒さによる痛みは東灘区の住吉ゆき整体院におまかせください
2019/12/09
暦の上では「小雪」から「大雪」(12/7~12/21)へと変わり、季節は文字通り冬に向かっての歩みが次第にスピードアップしてきました。 この時期二十四節気をさらに細かく分けた72候では「閉塞成冬」(そらさむくふゆとなる)。見上げる空は厚味のある雲におおわれ、陽ざしも弱くなり、人は戸をふさぎ家にこもる季節としています。 気象予報に注意してきめ細かな防寒対策をおわすれなく。
冷え込みとともに、無意識のうちにカラダをギュッと固めていることが多くなっています。
日本人の4人に1人が訴えるという「腰の痛み」。腰はその字のとおりカラダの要(かなめ)。上半身と下半身を分ける要所であり、カラダ全体の姿勢バランスを調整しています。
腹筋や背筋の筋力が低下すると、カラダの深い層にあるインナーマッスルが過剰に緊張して姿勢を保とうとします。このような筋力のアンバランスは、骨盤の動きにも影響して無理な姿勢が続き、腰が痛みやすくなります。
動物の中にあって、ヒトのいちばんの特徴は二足歩行です。
横から見ると、四つ足動物の背骨は骨盤から頭へかけてアーチ状の単純な構造ですが、ヒトの背骨はS字状(骨盤から腰は前弯→腰から肩は後弯→肩から頭は前弯)という複雑な構造になっています。
ヒトの背骨にとって、バランスよい姿勢とは直立した状態です。
しかしヒトは常に前屈の姿勢をとることが多く、その姿勢が続くと腰は後弯しようとするため筋肉のバランスがくずれ、つねに無理な負荷が腰にかかります。
つまり「腰の痛み」はヒトの構造にとって宿命的な痛みであると言っても過言ではありません。
また、背骨を支える筋肉は内臓も支えています。内臓の好不調も「腰の痛み」に影響します。例えば、食べ過ぎが重なって胃腸の働きが低下すると、胃もたれだけでなく、背中や腰の張りや重だるさとなってきます。便秘など慢性的な胃腸の不調が、腰痛の原因となることもあるのです。
腰の位置にある内臓としては腎臓や泌尿器、生殖器なども同様です。
冬は寒さで背中が丸くなり、ついつい前屈みになる季節。意識的に股関節の曲げ伸ばしをして、前屈み姿勢が固まらないよう注意しましょう。